関ジャニ安田章大 多才アイドルへのきっかけはジャニーさんの「ユーは器用貧乏だよ」

2020年10月3日

スポニチアネックス

 「関ジャニ∞」安田章大(36)が、3日放送のTBS系「サワコの朝」(土曜前7・30)に出演し、昨年死去したジャニーズ事務所前社長のジャニー喜多川さんへの思いを語った。

 自身の記憶では、初仕事は現副社長の滝沢秀明(38)のステージの手伝い。「オーディションを受けた1週間後に電話がかかってきて、滝沢君が歌ってる曲で座って、ただ立つだけというのが初仕事やった気がします」と振り返った。

 今では歌やダンスだけでなく、作詞作曲、さらに絵などに多才ぶりを発揮するが、活動開始当初はジャニーさんから「ユーは器用貧乏だよ」と指摘されていたという。「ジャニーズに入ってすぐなんですよ、言われたの。何を見てくれて器用貧乏って分かるのかな?って思うくらい、早い宣告やったんですよ。そこからすごくショックを受けて」と明かした。

 しかし、その言葉は逆に刺激になったという。「器用貧乏だったら、全部を極めていこうって感情に変わって、いろいろやっていくようになったんですよ。ジャニーさんがそこに導いてくれたんです」。司会のエッセイスト阿川佐和子氏(66)が「“器用リッチ”になった」と表現すると、安田はその言葉が気に入ったようで「それ、いただいていいですか?」と笑った。

 17年に脳腫瘍の摘出手術、18年には転倒して背中と腰骨を骨折、全治3カ月の大ケガを負った。「仕事のパフォーマンスができひんなと思ったんですよ。『芸能、辞めようかな』と思ったこともあったし、無理かなと思った」と、引退も覚悟したという。そんな中、渋谷すばる(39)、錦戸亮(35)がグループを離脱。「ファンのみんなの心の内を考えると、衝撃が大きかった」と思いとどまったという。

 育ての親でもあるジャニーさんと、姉のメリー喜多川名誉会長(93)には強い恩義を感じており、事務所を出て独立する考えはないという。「自分の両親と、ジャニーさん、メリーさんを“両親”だと思っているので」と話した。