TOKIO城島茂「コンビニにも感染防止手袋」の強い責任感

2020年8月23日

NEWSポストセブン

 7月末、都内のコンビニエンスストアから、Tシャツ短パン姿の男性が、両手に買い物袋を下げて現れた。黒いキャップとマスクを着用しているにもかかわらず、そのシルエットとオーラだけで誰かと分かってしまう。先日、株式会社TOKIOの社長就任を発表したTOKIOのリーダー・城島茂(49才)である。

 店内で居合わせた40代女性客は「食材と日用品を買い込まれていました。コロナの感染対策なのか、両手に半透明の手袋をつけていて、生まれたばかりのお子さんへの気遣いなのかなぁって思いました」と明かした。

 昨年9月に24才年下の元グラビアアイドル・菊池梨沙(25才)と結婚。今年2月中旬に第一子となる男児が生まれた。城島を知るあるテレビ局関係者は「ずっと育児にも積極的に協力されているようです。もともと家事も得意な方ですしね」と話す。

 情報番組『週刊ニュースリーダー』(テレビ朝日系)のメインキャスターも務めている城島。手袋は、新型コロナウイルス感染予防への細心の注意なのだろう。まさに家族にも仕事に対しても、人一倍の責任感の証しといえそうだ。

 SMAP時代の中居正広(48才)、V6の坂本昌行(49才)、嵐の大野智(39才)と「リーダー」と呼ばれる人たちは、ほかにもいるが、その中でも「リーダー=城島」の印象が、最も強いのではなかろうか。

 別のテレビ局ベテランプロデューサーは「強いリーダーシップで引っ張るタイプじゃない。ましてや怒ることもなければ、センターで前に出張るタイプでもない。それが、逆に個性の強いアイドルチームの中で緩衝材となり、仲間を引き立たせる役回りにつながっている。だから信頼されるわけです」と絶賛する。

 城島は、中居のことを「緻密なリーダー。行動や発言全てに理由があり、陰の努力は決して見せたくない男の美学の持ち主」と評して、坂本のことは「最も年齢差の広いグループを引っ張ってきて、一番大変だったはず」と言い、大野にも「大野がリーダーだからこそ、今の嵐がある」と称賛していた。

 一方で、自分は専属マネジャーもいなかった新人時代は、全員の衣装や弁当の用意までする“行動派”リーダーだったが、年下のメンバーたちが芝居やバラエティーでも成長したとみると、自らの意思で徐々にイジられキャラにシフトしていった。

「ジャニーズを退所する長瀬智也さん(41才)との別れがあれだけ清々しくなったのも城島さんの存在があると思います。事務所内に設立した株式会社TOKIOの社長といっても、決して偉ぶることはなく、残る2人と歩調を合わせています。かつて城島さんは“何もしないことがリーダーを長く続けられる秘訣です”と明かしていました」(テレビ局関係者)

 何事においても自分優先ではなく、相手を尊重する。そして、コンビニでの買い物にも手袋を忘れないほど、仕事に責任感を持つ。それが城島が作った新しいタイプのリーダー像なのかもしれない。