2020年8月20日
AFPBB News
【AFP=時事】米カリフォルニア州で今週、森林火災が数十か所で発生し、18日夜、非常事態宣言が出された。州北部と中央部で急速に拡大している火災の多くは厳しい熱波の中での落雷によるもので、住宅街を危険にさらし数千人が避難を強いられた。
救急隊によると、同州では今週に入り激しい雷雨が起き、火災が拡大。北部ベイエリア(Bay Area)に近いバカビル(Vacaville)付近では約20か所で火災が発生した。メディアの報道によると、この火災で120平方キロメートル余りが焼失した。火災が発生した地域は、ワインの産地として有名なナパ(Napa)・ソノマ(Sonoma)郡にも近い。
消防当局によると、州内で発生した火災によるこれまでの焼失面積は約480平方キロに上る。
ギャビン・ニューサム(Gavin Newsom)州知事は18日夜、非常事態宣言を発令。通常より多い資源を動員し、「西海岸(West Coast)で発生した記録的な熱波と、持続している強風の影響により悪化した州全土の火災」に立ち向かうと述べた。
【翻訳編集】AFPBB News