『鬼滅の刃』P、新情報発表に葛藤もファンにエール「生きていく勇気になって」

2020年4月11日

オリコン

 人気テレビアニメ『鬼滅の刃』の特番『鬼滅テレビ 無限列車編 新情報発表スペシャル』が10日、AbemaTVで生放送され、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が10月16日に公開されることが発表された。新型コロナウイルスの影響でさまざまなアニメ映画が公開延期となっている中での発表とあり、出演したアニプレックスの『鬼滅の刃』プロデューサー・高橋祐馬氏は「予告編(予告映像)含めて10月16日という新情報を発表させていただきましたが、このような状況の中で、情報を発表するのは『果たして良いのか?』と悩んだところでした」と打ち明けた。

 公開は10月とまだ先ではあるが、外出自粛の中で劇場へ足を運んでほしいと呼びかけることに葛藤があったという。「この先の未来に楽しい、ワクワクするようなことが待っていると。ファンのみなさんにとって(同作が)生きていく勇気になってもらえたら良いなと思います」とファンへ思いを伝えた。

 続けて「今、一人ひとりが困難に向き合っているかと思いますが、願わくば、どなたも欠けることがなく、半年後、映画館で映画を楽しんでもらえたらと、僕らスタッフ一同思っております。ぜひ、映画館でご覧いただけたらうれしく思います」と話した。

 番組では公開日とともに、ポスターキービジュアルと予告映像第1弾も解禁され、キャッチコピーは「その刃で、悪夢を断ち斬れ」と明かされた。

 同アニメは、2016年2月より『週刊少年ジャンプ』で連載中の漫画が原作で、大正時代の人喰い鬼の棲む世界が舞台。炭売りの少年・炭治郎は、人喰い鬼に家族を惨殺されたことで一変し、唯一生き残ったが鬼になってしまった妹の禰豆子を人間に戻すため、家族を殺した鬼を討つために旅をするストーリー。

 コミックスは現在19巻まででシリーズ累計4000万部を突破するなど人気作品で、昨年4月から9月にテレビアニメ(全26話)が放送されると、人と鬼との切ない物語に躍動感あふれる映像などが人気を博し社会現象化した。

 テレビアニメの続編で最終話からつながる劇場版は、鬼が乗っ取った“無限列車”を舞台に、炭治郎と炎柱・煉獄杏寿郎らが鬼と戦うストーリーが展開。炭治郎たちが任された新しい任務は、煉獄とともに短期間のうちに40名以上の行方不明者を出しているという“無限列車”の捜索で、解禁された予告編では、無限列車が漆黒の闇の中を不気味に疾走するシーンから始まる。アニメーション制作はテレビアニメに続き、ufotableが手掛けている。

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