“砂漠の天使”スナネコの赤ちゃん8・12より展示 世界最小級の野生ネコ

2020年8月7日

オリコン

 栃木県の『那須どうぶつ王国』で先月誕生した「スナネコ」の赤ちゃんが、12日より展示公開される。

 スナネコとは、食肉目ネコ科の動物でアフリカ北部、西アジア、中央アジアに分布。体長39~57センチ、尾長約20センチ、体重約2~3キロという小柄な体で、寿命は約10~12年。アフリカなどの岩砂漠に生息する世界最小級の野生ネコで、その愛らしい容姿から“砂漠の天使”といわれている。毛の色は砂漠に溶け込むような色で、灼熱の砂から足裏を守るため肉球を覆うように毛がある。

 7月9日に誕生したスナネコの赤ちゃんは、すべてメスで3頭。その内2頭は母親が子育て中で、人工哺育の1頭が今回お披露目される。人工哺育となった経緯は、誕生時に1頭だけ母親から離れて低体温に陥っていたためという。

 展示は8月12日より行われ、展示時間は12日~23日・29日以降の土日祝が午前9時~正午、午後1時~午後4時半。24日以降の平日は、午前10時~正午、午後1時~午後3時半。なお、母親が育てている赤ちゃん2頭のお披露目は秋ごろを予定している。