2020年4月2日
食品産業新聞社
コカ・コーラシステムは、ナチュラルミネラルウォーターブランド「い・ろ・は・す」から、製品にラベルをはらない「い・ろ・は・す 天然水 ラベルレス」を4月から全国で順次発売する。
ラベルをなくすことにより、ラベルをはがす手間がなくなり、ゴミの分別も楽にすることができる。容器本体には、「い・ろ・は・す」らしく、日本の清流をイメージしたひねりを入れ、エンボス加工したロゴの採用などスタイリッシュなデザインを施し、外にも持ち運びたくなるような工夫がされていることが特徴だ。
今回のラベルレス製品「い・ろ・は・す 天然水 ラベルレス」は、通常ラベルに記載している原材料名などの法定表示を外装ダンボールに記載。ケース販売(560mlPETボトル×24本入/2880円税別)のみで、オンラインを中心にスーパーやドラッグストア、ディスカウントストアで展開する。
「資源有効利用促進法」の省令一部改正に伴い、4月1日充填分から識別マークを表示したタックシールを省略した“完全ラベルレス製品”を実現。また、容器には3月9日にリニューアルした「い・ろ・は・す 天然水」(555mlPET)同様に、100%リサイクルペットボトルを採用し、環境に配慮した製品となっている。
コカ・コーラシステムでは、「World Without Waste (廃棄物ゼロ社会)」の実現を目指すグローバルプランに基づき、容器由来の廃棄物の問題解決に向けた「容器の2030年ビジョン」を策定している。
2019年7月には、2030年までに「ボトル to ボトル」(使用済み PETボトルを回収・リサイクル処理した上で、PETボトルとして再生し、飲料の容器として用いる)の割合を90%にまで高め、全ての自社製品のPETボトルの原料を100%サスティナブル素材(リサイクルPET樹脂または植物由来ペット樹脂など)に切り替えることなどを柱とした新たな環境目標を公表し、 日本国内におけるプラスチック資源の循環利用の促進に取り組んでいる。
今回の「い・ろ・は・す 天然水 ラベルレス」は、より、簡単に、楽に使用済みペットボトルをリサイクルに適した状態で資源回収に出すことができるようにする取り組みとなっている。
なお、清涼飲料のラベルレス製品は、アサヒ飲料が2018年からラベルをつけないラベルレス製品を展開しており、今年4月7日からは、完全ラベルレス化を実現した「『アサヒ おいしい水』天然水 ラベルレスボトル」(600ml/2LPET)を全国発売することを発表している。