キンプリ永瀬廉、主演映画「真夜中乙女戦争」の特報公開でダークな表情

2021年08月23日

財経新聞

 人気グループKing & Princeのメンバーで俳優としても活動中の永瀬廉(22)主演の映画「真夜中乙女戦争」(二宮健監督、2022年公開)の特報が19日、公開された。共演の池田エライザ(25)、柄本佑(34)とともに闇を感じさせる演技を披露している。

 同作は、夢や生きる意味を見出せない日々を送る無気力な主人公の大学生「私」(永瀬)が、謎の男「黒服」(柄本)と出会ったことで、「真夜中乙女戦争」という犯罪計画に巻き込まれていく姿を描いたダークな青春ストーリー。「私」が恋心を抱く同じサークルの「先輩」役を池田が演じる。作家、F氏の同名小説の映画化で、原作はAmazonの総合カテゴリーでベストセラー1位を獲得した話題作だ。

 公開された約30秒の特報では、「入学式へは行きましたか?」と聞かれ「行ってません」、「校歌は?」には「歌えません」と質問に淡々と答える「私」の様子から始まり、虚無な日常を感じさせるシーンが続く。中盤から、ミステリアスな美しさを放つ「先輩」とカリスマ的魅力が漂う怪しげな「黒服」が、「私」の日常に入り込むように映し出されて、締めには「壊したいです、何もかも」と語る「私」の横顔。不穏な空気溢れ、一風変わった青春物語を予感させている。

 永瀬は、放送中のNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」に、ヒロイン・モネ(清原果耶)の幼馴染の同級生役で出演している他、映画は今作で3度目の主演。ジャニーズアイドルの活動から俳優としても活躍の場を広げている。今作では破壊衝動を抱えるダークな役どころで新境地に挑むとして、制作発表当初から話題を呼んでいたが、公開された特報でこれまでとは違った危うげな表情を見せ、ますます注目を集めそうだ。

 併せてティーザービジュアルも公開。永瀬、柄本、池田がそれぞれに緊張感を漂わせ、作品の世界観を伺わせる。