2021年9月14日
J-CASTニュース
酪王乳業(福島県郡山市)が販売するビン商品6点が、2021年9月28日で製造終了することが分かった。今後は紙パックに切り替える。
同社によれば、製造ラインの老朽化に加え、販売不振が背景にあるという。
明治、小岩井乳業に続いて
終売するのは「酪農家限定牛乳」「酪王牛乳」「濃厚デラックス」「カルシウムとせんい」「酪王カフェオレ」「N-1乳酸菌のむヨーグルト」の6商品。宅配や自販機などで販売していた。
同社は14日、J-CASTニュースの取材に「ビンの製造ラインが老朽化し、部品の調達も難しくなっていました。新たな投資もできないため、やむをえず紙パックへの切り替えを決めました」と話す。
東日本大震災以降、ビン商品の販売減に歯止めがかからず、近年の売上はピーク時に比べて半分くらいになっていたという。コロナ禍で銭湯が相次いで閉店したのも痛手だった。
ビン入りの牛乳・乳飲料をめぐっては、明治が2019年4月に清涼飲料水「明治フルーツ」の販売終了を、21年3月には小岩井乳業も8商品の終売を発表している。