2021年8月14日
まいどなニュース
東京五輪で初採用された競技で日本人選手がメダルを獲ったことでも注目度がアップしたスケボーやフリークライミング。そのスケート場やボルダリングウォールが屋上にあるのが、2020年に公園・商業施設・ホテルが一体となった大型複合施設として生まれ変わったMIYASHITA PARK(ミヤシタパーク)。その一角を占めるホテルの最上階である18階には、ルーフトップで水遊びしながらお酒も楽しめるレストランバーがあります。
■ルーフトップテラスの「OYU」とレストラン&バー「SOAK」
水遊びができるルーフトップテラス「OYU(オユ)」と、完全予約制のエンターテインメントレストラン「SOAK(ソーク)」があるのは、次世代型ライフスタイルホテル「sequence MIYASHITA PARK(シークエンス ミヤシタパーク)」の最上階。「OYU」や「SOAK」にはどういうコンセプトがあるのか運営している株式会社BAKERUの担当者に聞いてみました。
「弊社はこれまで約2万冊の書籍を見ながら本にちなんだ食事を楽しめるといった文学をテーマにしたカフェ・BUNDAN COFFE&BEERや、マーダーミステリーゲーム専門店のRabbithole、都心で気軽にサバゲーを楽しめるASOBIBAなどを展開し、コミュニティを作るために場をしかけてきました。そんなところにsequence MIYASHITA PARKを運営している三井不動産グループから、いままでの施設にない新しいものを作りたいというご相談があり作ったのです」
水遊び&バーエリアの「OYU」では、更衣室で水着に着替えて水遊びが思いっきり楽しめます。もちろん水着を持っていなくても利用でき、冬季はフットバス感覚で足を入れれば全身がポカポカになるとのこと。利用料金は1500円(税込)で、ドリンク700~1000円(1ドリンク制)でタオルのレンタル代も含まれているので手ぶらでの利用でも大丈夫。招き猫がいるからなのか、女性客同士の利用が多いそうです。
一度見たら忘れないほどインパクトがある招き猫「愛称:しぶねこ」は、現代アート作家である吉田朗(よしだあきら)氏の作品。渋谷駅の象徴といえば忠犬ハチ公ですが、ハチ公像と対になることが出来たら良いなと考え、猫をモチーフにモニュメントを作ったそうです。猫が向いている方向は渋谷駅や忠犬ハチ公像の方角でした。
レストラン&バーエリアの「SOAK」では、さまざまな文化のコントラストが生まれては混じりあい、ユニークなひとときを提供しています。フードはミシュランガイド三つ星の「El Bulli」出身の永島健志シェフが監修した全体演出のもと、総料理長は香港を代表する日本人シェフベスト5に選出された長屋英章シェフが就任。ドリンクはニューヨークの「Sake Bar DECIBEL」、新宿ゴールデン街の「Shampoo」でバーテンダーを務めた後藤崇氏が担当しています。完全予約制でペアリングコースは1万8000円/1名(税込)。DJブースもあるためイベントで貸切の利用も多いそうです。
「OYU」と「SOAK」は入口がそれぞれ分かれているため、お互いに行き来するといった利用よりも別々に利用される場合が多いとのこと。最大100名を収容できるイベントスペースとしても利用可能で、ビジネス系イベントや、パーティ、結婚式の二次会、歓送迎会と幅広い使い方もできます。
実はルーフトップテラス「OYU」がオープンしたのはコロナ禍の2020年11月。緊急事態宣言の発令でしばらく休店していたものの、8月7日よりカフェ営業のみを再開しました。併設されているレストラン「SOAK」の再開は未定とのことですが、緊急事態宣言が解除されたら行ってみたいですね。
(まいどなニュース特約・鈴木 博之)