広瀬すず・櫻井翔主演ドラマの「視聴率下降線」に心配の声

2021年4月25日

アサジョ

 やっぱり下がったか。4月18日放送の、嵐の櫻井翔と広瀬すずがダブル主演する連続ドラマ「ネメシス」(日本テレビ系)の第2話世帯平均視聴率が9.5%、個人視聴率が5.1%(ビデオリサーチ調べ 関東地区)を記録。初回(4月11日)の11.4%(世帯平均視聴率)、6.2%(個人視聴率)からどちらも数字を落とした。

「初回は同局の日曜ドラマ枠歴代1位を記録。同枠のヒット作『今日から俺は!!』『3年A組-今から皆さんは、人質です-』『あなたの番です』を抑えての快挙。おかげで、日テレは4月第2週の週間世帯視聴率と個人視聴率で三冠王を獲得するなど波に乗りました。とはいえ2回目で数字を落とすと、今後の低空飛行を心配せずにはいられません」(テレビ雑誌記者)

 広瀬は2年前の連続テレビ小説「なつぞら」(NHK)以来の連ドラ。櫻井は3年半前の「先に生まれただけの僕」(日本テレビ系)以来。特に櫻井は嵐のグループ活動休止後初のドラマということもあって、俳優・櫻井としての今後を占う試金石となっていた。

 広瀬は3年前の同局での主演ドラマ「anone」が初回 9.2%を記録。そのまま数字が伸びずに4.4%まで落とした黒歴史がある。櫻井も「先に生まれたー」が初回10.1%と2桁だったが、2回目7.5%と一気にダウン。平均視聴率8.7%で落ち着いた過去を持つ。せっかく日テレが80名超えの豪華出演者をラインアップするほど高額予算を投入したのだが、視聴率次第では、全10回の放送予定の短縮や、8月予定の映画版「ネメシス」の公開も白紙に戻ってしまいかねない。

「広瀬演じる天才助手と櫻井演じるポンコツ探偵の凸凹コンビが謎を解き明かすミステリー。最大の見せ場である謎解きは、初回は広瀬がカンペに書いた推理を櫻井が棒読み。2話目は広瀬のしゃべる一字一句を櫻井がドヤ顔でそらんじるスタイル。若々しい広瀬がキレのあるアクションを見せても、櫻井は全力疾走シーンで息も絶え絶えで取り逃がすポンコツぶり。櫻井ファンにはため息しか出てこない内容です」(ジャニーズウオッチャー)

 6人のミステリー作家がトリックを監修、脚本協力として参加した初の試み。だが、肝心のトリックは初心者レベルで、推理ドラマファンがそっぽ。探偵が刑事の到着前に現場を踏み荒らし、遺言書を勝手に開封するなどありえない設定に、首をかしげる声も。

 ファンが見たいのは、ひとえに活躍する櫻井なのかもしれない。

(塩勢知央)