2020年2月21日
Smart FLASH
〈中居正広がジャニーズ事務所を退所する〉
その一報が流れたのは、2月20日午後3時前のこと。前日から、報道各社の間では、「21日に、中居が何か会見をおこなうらしい」という情報が飛び交っていたが、「文春オンライン」が最初に報じる形になった。
2016年12月末のSMAP解散から、約3年を経ての中居のジャニーズ退所。注目を集めるのは、先にジャニーズを退所して「新しい地図」を結成した、稲垣吾郎(46)、草なぎ剛(45)、香取慎吾(43)3人との合流の可能性だ。
はたして、彼らは中居の退所をどう受け止めているのか。
「文春オンライン」の報道から約1時間後の20日午後4時すぎ、都内で仕事を終えて、事務所の車に乗り込む稲垣を本誌記者が直撃した。
――稲垣さん、中居さんがジャニーズ事務所を退所しますが、どう思われますか。
「……」
目を大きく見開き、本誌の問いかけに驚いた表情を見せた稲垣。思うところがあるのか、困惑した様子だったが、言葉を発することはなかった。しかし、その反応からは、すでに一報が耳に入っている様子がうかがえる。
サッと車の後部座席に乗り込むと、シートに腰かける。後部座席のドアが閉じるまでの数秒の間、車内の稲垣の姿が見えたが、その表情は変わることはなく、目はじっと前を見据えている。
――稲垣さん、どうでしょうか。
「……」
稲垣を乗せた車は、そのまま走り去っていった。
芸能事務所関係者がこう話す。
「中居は昨年7月、ジャニーズメンバーが総出で見送った、ジャニー喜多川さんの『家族葬』に参列しませんでした。仕事と重なったとはいえ、木村拓哉が空けていた、木村の隣の席に座らなかった。そのときすでに、中居は退所の意向を決めていたとみる向きがありました。
また、これまで続けてきた五輪のキャスターを辞退したり、新たなCMにも出なくなった。事務所を退所する準備を、着々と固めていたのでしょう」
稲垣が視線の先に見つめていたのは、どんな「新しい地図」なのだろうか。