2021年2月17日
朝日新聞デジタル
阪急電鉄が、通勤時間帯に有料で座れる特急車両の導入を検討していることが16日、わかった。
通勤中に仕事ができるよう、コンセントや通信環境も整備する見通し。現行の特急は運賃だけで乗れるため、「有料化は同社では初めて」(広報)という。
阪急阪神ホールディングスの角和夫会長が朝日新聞のインタビューで明らかにした。有料特急の走行区間は大阪梅田―京都河原町(営業距離47・7キロ、所要時間約42分)を想定。専用の電車を設けるか、一部の車両を有料の指定席にすることを検討している。角会長は「通勤時間帯にゆったりと仕事をしながら移動してもらうというのは、今の時代に悪くない」と語った。