中居正広は頭髪でキムタクは目、老化現象に悩まされる壮年アイドルたち

2020年12月25日

アサジョ

 並み外れたルックスの持ち主であるジャニーズタレントもってしても、どうにもならないことがある。老いだ。元SMAPやTOKIO、V6、KinKi Kidsといった90年代デビュー組は今や40代。タレントという職業柄、極端な白髪やシミ・シワ、中年太りは避けたいが、いかんともしがたい悩みは年々増える。

 アイドルが自身の老化を口にするのは、ひと昔前ならタブーだった。ジャニーズでその殻をおそらく最初に破ったのは中居正広。およそ4年前、実は白髪が多いことを番組でカミングアウトしている。

「43歳のとき、司会をしていた歌番組の『Momm!!』(TBS系)で『僕はこう見えて白髪がすごいんですよ』と口にしています。現役ジャニーズ初のカミングアウトでしょう。そのおよそ2年後には、『なかい君の学スイッチ』(同)で生え際がほぼ白髪で、染髪を続けていると打ち明けました」(芸能ライター)

 中居は17年の夏に、染髪剤のアレルギー症状で顔と頭皮が腫れあがるアクシデントに見舞われている。原因は、ヘアメイク担当者のミス。いつもは使用を避けていた製品を用いてしまったのだ。異変を感じた中居は番組収録後、救急外来で点滴を打って症状を治めたものの、当時は顔がパンパンに腫れあがったという。

 白髪の中居に対して、すでに老眼を受け入れているのは木村拓哉だ。48歳のキムタクは中居と同年齢だが、実はすでに老眼鏡をかけている。

「症状が出たのは17年のドラマ『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)を撮っていたころ。朝、新聞を読んでなんとなく違和感を覚え、その年の秋に『トムフォード』というハイブランドのフレームで老眼鏡を作りました。世界のセレブが愛用するラグジュアリーなブランド。ブラッド・ピットも使っていて、主力商品はフレームだけで4万から5万円もするとか」(前出・芸能ライター)

 老眼鏡でも、キムタクが着けるとおしゃれサングラスに見えるのは、さすがである。

 昨年、老眼鏡を作ったのはTOKIOの松岡昌宏、43歳だ。TOKIO最年長で、50歳になる城島茂は、老体にムチ打ってガテン系バラエティ「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ系)に出演しているが、「五十肩で肩が上がらない」と苦悶の表情をしょっちゅう見せている。リーダーはすでに、老眼真っ最中だ。

 今年がデビュー25周年のV6では、最年長で49歳の坂本昌行が老眼。カンペが見えないという悩みに直面している。歌番組に出る際、メンバーそれぞれに歌詞カードが配られるが、ほかの5人がA4サイズ程度であるのに対して、坂本だけは新聞紙ほどの大判。文字も大きめになったという。

 40代の現役ジャニーズと切っても切り離せない老い問題。令和は“老いドル”がさらに増えること、間違いなしだ。

(北村ともこ)