「5人になってからしばらくのことは覚えていない」“森くん優勝”で香取慎吾の頭に浮かんだ24年前の転機

2020年12月21日

文春オンライン

「SMAPを辞めるときに、『お互い日本一になろう』って言って、全然日本一になれなくて、申し訳ない気持ちでずっといっぱいでしたね。やっと5人に伝えられるというか、『日本一になったよ』って」

 今年11月3日の第52回日本選手権オートレースで初優勝を果たしたオートレーサーの森且行(46)は、5日後にTBS系情報番組「サンデー・ジャポン」に出演すると、こう語った。

 優勝後には、稲垣吾郎(47)、草磲剛(46)、香取慎吾(43)の「新しい地図」の3人は連名で、中居正広(48)は個人事務所を通して、木村拓哉(48)はジャニーズ事務所を通して、祝福メッセージを発表。「サンデー・ジャポン」では、司会の爆笑問題・田中裕二(55)が「一瞬、SMAP復活したみたいな感覚になってうれしかったね」とコメントした。

香取慎吾が振り返る“24年前の森脱退”

 本日12月21日発売の『週刊文春WOMAN』2021 創刊2周年記念号では、創刊以来、表紙画を手がける香取慎吾が、ロングインタビュー「僕が大人になったとき」に登場。Snow Crystalというタイトルで描き下ろした表紙画の解説や、コロナ禍の心境の変化を語るなかで、自身の人生において大きな転換点となった“24年前の森脱退”について振り返っている。

「当時の僕は、アイドルにはなったもののまだ『学校はつまんないけど、芸能界は楽しい』と、『仕事が辛いから、学校の友達と会いたい』という間でふわふわしていた」

 1991年にCDデビューしたものの、SMAPがブレイクしたのは90年代半ば。最年少で10代の香取は、当時まだ覚悟がきまっていなかったのだという。

「それが急に一番近くの、本当の兄のような存在な人がいなくなるという現実を突きつけられて、『あっちが楽しい、こっちがつまんない、とかじゃないんだ……』って」

 森の脱退から数カ月後、96年の夏にSMAPは初めての東京ドーム公演を行い、名実ともに日本一のアイドルに上りつめていった。 インタビューでは「5人になってからしばらくのことは覚えていな い」 と語り、当時の香取が極限状態で活動していたことが明かされる。

(「週刊文春WOMAN」編集部/週刊文春WOMAN 2021 創刊2周年記念号)