嵐の〝後釜〟は嵐! キンプリ悲願の初冠番組も寸前で「消滅」していた

2020年11月10日

東スポWeb

 ジャニーズの人気グループ「King&Prince」(以下、キンプリ)の〝悲願〟はお預けだ。CDを出せばシングル、アルバムともに大ヒットを記録。メンバー個々の活動も活発で、〝ポスト嵐〟の呼び声も高いキンプリ。そんな期待のグループ初の冠番組が、日本テレビで検討されたというが、あと少しのところでボツ…。その理由は、活動休止目前の「嵐」にあった――。

 2015年に結成されたキンプリは、平野紫耀、永瀬廉、郄橋海人、岸優太、神宮寺勇太、岩橋玄樹(現在は休養中)の6人組グループ。その名に恥じない甘いルックスと抜群の歌唱力で結成時から、ファンの間ですでに話題になっていた。

「2018年5月に発売したデビューシングル『シンデレラガール』は、発売初日にして31・8万枚を売り上げて1位。音楽ソフトの総売り上げは、オリコン上半期2018の新人アーティストで1位を記録したほか、同年に紅白初出場を果たすなど、ロケットスタートになりました。ジャニーズの中でも爆発的な人気を誇っています」(音楽関係者)

 最近では、平野がドラマ、永瀬が映画といった具合に、メンバー個々の活動も活発になってきている。デビューから2年半。「そろそろあってもいい」と言われているのがキンプリの冠番組だ。

 ある芸能関係者は「関西ジャニーズJr.のグループ『なにわ男子』が、10月からテレビ朝日系で初の全国ネットの冠番組『なにわ男子と一流姉さん』をスタートさせました。『なにわ男子』の結成は18年で、まだデビューしていないにもかかわらずです。なので、ファンの間では『なんでキンプリには冠がないの!』と怒りの声が、ネット上で渦巻いています」と話す。

 だが、そんなキンプリにも冠番組獲得の動きがあったという。

「キンプリに最もこだわっている日テレが、その動きを見せていた時期があったんです。嵐が今年いっぱいで活動休止になることを受け、番組編成を考える上で、キンプリ初の冠番組を検討していたんですよ」と証言するのは制作会社関係者だ。

 日テレでは現在、嵐の番組「嵐にしやがれ」(土曜午後9時)と、二宮和也がメインを務める「ニノさん」(日曜午前10時25分)という番組を放送している。

「嵐の活動休止に伴い、『嵐にしやがれ』の時間帯に『ニノさん』を〝昇格〟させて、空いた時間枠にキンプリの冠を作るプランがあったそうなんです」と同関係者。

 だが、このプランは完全に立ち消えとなった。「嵐にしやがれ」の後番組には、櫻井翔がメーンとなる「1億3000万人のSHOWチャンネル」(来年1月スタート)が決まったからだ。

「『ニノさん』の時間移動の話もなくなり、当然、キンプリの冠も現段階ではなくなりましたね。もちろん将来的には分かりませんが…」(同)

 人気グループといっても冠番組ともなると容易ではないようだ。

「嵐が活動休止とはいっても、大野智以外はほとんど変わらず、活動を続けるわけですし、いつ何時、復活するかも分かりません。テレビ局としても、グループが活動休止するからといって、『じゃあ別のグループで』というわけにもいかないのでしょう」(同)

 来年以降「ポスト嵐」は誰になるのか?と注目されているが、結局は嵐のメンバーなのかもしれない。