2020年10月27日
オリコン
テレビアニメ『電脳コイル』(2007年)などで知られる磯光雄監督の新作オリジナルアニメ『地球外少年少女』が、2022年初春に公開されることが決定した。同作の制作のためにスタジオを新設し、制作が本格的に始動となり、ティザービジュアルも公開された。
『地球外少年少女』は13年前、テレビアニメ『電脳コイル』で監督デビューした磯光雄氏が、原作・脚本・監督を務める2作目のオリジナルアニメ作品。キャラクターデザインに吉田健一氏(TVアニメ「交響詩篇エウレカセブン」シリーズほか)を迎え、2018年には構想とコンセプトビジュアルを発表していた。
『電脳コイル』で<2007年文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞><第29回日本SF大賞受賞作品>など数多くの賞を受賞した磯光雄氏の最新作ということで、2018年の構想発表時にはツイッターでトレンド1位を獲得し大きな注目を集めた。
そして今回、オリジナルアニメ『地球外少年少女』の制作のために、スタジオ「Production +h.」が新設され、エイベックス・ピクチャーズ、アスミック・エースほかの出資により、制作が本格始動した。
キャラクターデザイン・吉田氏が描き下ろしたティザービジュアルは、無重力空間を漂っていると思われる魅力的なキャラクターたちと、背景には物語の舞台となる宇宙ステーションが描かれている。
同作は、AIやインターネット、SNSが普及した2045年の宇宙が舞台。宇宙空間にオープンする日本製の商業ステーションで大規模な事故が発生し、ステーションに取り残され、数々の危機を乗り切る子どもたちの姿が描かれる。“スマート”と呼ばれる携帯端末や、人型ロボット、ドローンなど、磯監督が想像する近未来の宇宙を詰め込んだ作品となる予定。