2021年2月2日
日刊ゲンダイDIGITAL
KAT-TUN亀梨和也(34)主演の連続ドラマ「レッドアイズ 監視捜査班」(日本テレビ=土曜夜10時)が初回から2話連続で視聴率2ケタと、好調をキープしている。
番組公式HPによると、愛する人の命を奪われた元刑事(亀梨)と天才的な頭脳を持った元犯罪者たちが、国内に500万台あるといわれる監視カメラを駆使した科学捜査によって、凶悪な連続殺人鬼に迫る、スリリングなサイバークライムサスペンス! だ。
「ネット上では、2019年に日テレで放送された韓国ドラマのリメーク『ボイス 110緊急指令室』に設定が似ているという指摘もあります。まあ、いずれのドラマもチーフ・プロデューサーとプロデューサーが同じですが、刑事ドラマや医療ドラマがどこか似通ってしまうのは今に始まった話じゃない。亀梨の好演もあって、ネット上の批判も気にならないぐらい見応えのある仕上がりになっていると思いますよ」(テレビ誌ライター)
確かに「ボイス」の主人公も、愛する妻の命を連続殺人鬼に奪われた刑事。やさぐれていたところに新設された部署の女性上司から声をかけられ、大活躍……とまあ、設定が似ていると言えば似ている。
「それより『レッドアイズ』で気になるのは、主人公を取り巻く女性にスラリとした長身の女優さんを揃えていることですね。女性上司役の松下奈緒も、同僚役のシシド・カフカは170センチ超えで、亀梨より背が高いでしょう。ついでに言うと、殺された婚約者役の小野ゆり子も170センチ近いですからね。ひと昔前のドラマなら、主演のジャニーズのタレントより身長が低い女優が起用されたものですが……」(前出のテレビ誌ライター)
ドラマウオッチャーで山下真夏氏は「意図したものかどうかは知りませんが、長身の女優さんを揃えて正解だったと思いますね」と、こう続ける。
「松下さんもシシドさんも長身でカッコイイ女性。いわゆるカワイイ女の子という“ウエット”な印象がない。あくまで仕事の関係で、劇中で主人公と恋愛に発展しそうな予感がまったくしません。小野さんも色気で売っているタイプじゃない。クライムサスペンスでベタベタした恋愛の要素がチラついても視聴者はシラケるだけですし、何より亀梨さんのファンも恋愛の要素が薄い方がウエルカムでしょう。“一途な愛に生きる男”として安心して見ていられますからね」 いろんな意味でハマり役ということか。