2020年10月14日
日刊ゲンダイDIGITAL
元SMAPの草磲剛(46)、稲垣吾郎(46)、香取慎吾(43)、「新しい地図」メンバーの海外進出が目覚ましい。
草磲は、主演映画「ミッドナイトスワン」が現在公開中。昨年話題となった「全裸監督」(Netflix)の内田英治監督オリジナル脚本で、独立系配給作にも関わらず、SNSや口コミで高評価。公開から約3週間後の10月9日、日本外国特派員協会の記者会見が開催された。40分にも及ぶ会見はYouTubeで生配信され、アーカイブは10万回再生を突破している。
草磲演じるトランスジェンダーの凪沙に育てられる一果役の服部樹咲は母が草磲と同年齢。草磲は「映画の中で凪沙というキャラクターは徐々に母性に目覚めていく。難しいところではありましたが、何かを愛し、育てる気持ちはジェンダーレスの世界。男性も女性も関係ないと思っています」と語った。草磲は年明けからはNHK大河ドラマ「青天を衝け」に徳川慶喜役で出演も決定している。
稲垣は11月20日に公開される、手塚治虫原作「ばるぼら」に出演。異常性欲に悩まされる主人公、人気小説家の美倉洋介を演じる。同作は、1973年の発表以来、実写化不可能と言われ続け、手塚氏の長男・手塚眞氏が監督、ウォン・カーウァイ監督作などで知られるクリストファー・ドイルが撮影監督を務める日独英の合作作品。「第32回 東京国際映画祭」のコンベンション部門に選出され、国際映画祭から引き合いも多いという。
香取はネットドラマ「誰かが、見ている」(アマゾンプライム)が9月18日から配信されている。世界240以上の国や地域で同時配信。3日にYouTubeにアップされた同作の「本予告編」は約500万回視聴という人気だ。1月からは民放ドラマ主演は5年ぶりという「アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~」(テレビ東京系)が決まっている。
ジャニーズ事務所を退所し、4度目の冬を迎える「新しい地図」の活動はグローバルに展開。国際化ではジャニーズの先を行っているようだ。